TAGUCHI&COMPANYの鷺谷と申します!
ここでは今日から活用できる軽貨物の情報、仕事の効率化、人生の楽しみ方などを投稿していきます。
今回は
「個人事業主ってなに??」です。
目次
1 個人事業主とは
個人事業主の定義とは、「企業、団体の組織に属さず個人で事業を行なっている人」となります。例えば、法人に所属している場合は会社員(サラリーマン)となりますので、個人事業主ではないですね。逆に、フリーランスなど個人で仕事を請け負っている方は個人事業主にあたります。
私たち軽貨物業も、業務委託として仕事を請け負い仕事をするので個人事業主です。
個人事業主は法人の開設とは異なり、設立・廃業する資金が必要なく、運営にかかる手間やコストも少ないのが特徴です。
2 会社員との違い
会社員から個人事業主として開業を考える人にとって「具体的に会社員とは何が違う」のか気になるとことですよね。
以下の表をご覧ください。
| 働き方 | 収入 | 社会保険 | 確定申告 | 定年 |
会社員 | 就業時間あり | 固定または昇給などで変動 | 会社が管理 | 会社が申請 | あり |
個人事業主 | 就業時間は自分の裁量で決められる | 売り上げた分だけ | 自己管理 | 自分で申請 | なし |
一つひとつ見ていきましょう!
【働き方】
会社員の場合は、一般的に定時が8時~17時や9時~18時が多く(残業時間は含まない)、内休憩時間が1時間がスタンダードです。
個人事業主の場合は、定時というものはなく、よく言えば「好きな時間に好きなだけ働く」ができます。
例えば、好きな時間にフードデリバリーで売り上げを立てたり、大手宅配業では自分の配達ペースに応じて自由な時間も多くあります。
もちろん、請け負う仕事によっては取引先に合わせる必要もあるため、一概には全て自由とは言えませんが、「定時に縛られる」ことは無くなるのは魅力的な部分ですね。
【収入】
会社員は、固定給が決まっており誰がどんなに同じ仕事をしても給与の変動は多くありませんよね。昇給を目指すのであれば、スキルアップ(会社による)や昇格などをする必要があります。大きな変動がない変わりに、安定して給与が得られるとも言えますね、
個人事業主は、会社員の給与形態とは逆です。
座っているだけでは、売り上げは立ちません。
しかし、「やった分だけ収入になる」のは変動のない会社員とは大きな違いとなっています。
例えば、同年代でも会社員と個人事業主では同じ時間働いていても年収に大きな差が開くことも珍しくありません。
【社会保険】
実は社会保険面は大きく変化を感じるかもしれません。まず、会社員と個人事業主の社会保険の種類をご覧ください。
社会保険 | 会社員 | 個人事業主 |
年金保険 | 厚生年金保険 | 国民年金保険 |
医療保険 | 健康保険 | 国民健康保険 |
個人事業主の社会保険は「国民」と付くのでわかりやすいですね。
次に各社会保険の内容を見ていきましょう。
| 対象 | 支払い | 負担額 |
厚生年金 | 民間企業労働者加入 | 毎月の支払いは会社と折半 | 負担額割高だが、受給額も大きい |
国民年金 | 日本在住20歳~60歳未満すべての人が対象 | 全額自己負担 | 厚生年金より少ないが、受給額も少ない |
健康保険 | 会社員 | 毎月の支払いは会社と折半 | 本人及び被扶養者の医療費負担が3割 |
国民健康保険 | 健康保険に加入していない人が対象 | 全額自己負担 | 世帯主と家族の医療負担が3割 |
違いを簡単にまとめると会社員は「会社が負担してくれている」、個人事業主は「自己負担」なところです。
これだけ聞くと「え?会社員の方が社会保険はいいじゃん」と思いそうですね。
後述しますが、個人事業主としてのメリットは保険ではなく「経費による所得控除」になるので、ここだけを見て損を感じて辞退を考えるのは時期尚早です!
【確定申告】
確定申告とは、1年間の所得(売上から経費を引いた額)を算出し、その所得にかかる税金を計算し税務署に報告する作業です。
会社員では、「年末調整」で会社が行っております。個人事業主の場合はこれを自分でやる必要があります。
収支を計算するため、働いた分の売上や経費として購入した領収書などは破棄せず管理して、月毎に入力するのがおすすめです!
税務署の提出も大変そうに思えますが、全くそんなことはなく、今はスマホのアプリや国が管理しているe-TAXでも電子申告ができ、どこでも確定申告が行えるので、非常に簡単に行えますよ!
この作業は自身の収入、支出を明確にするため自分の頑張りが目に見える瞬間でもありますので、実は入力していると面白い作業でもありますよ♪
【定年】
2023年の現在では、「高年齢者雇用安定法」によって希望者は65歳まで継続して働くことができます。
厚生労働省の令和4年調査によると定年制を定めている企業は94.4%、定めていない企業は5.6%となっており、殆どの企業が定年制を設定している状況ですね。
それ比べて、個人事業主は定年制がないため働ける内はいくらでも稼げます。
3 メリット・デメリット
結局個人事業主のメリット、デメリットはなんなのかが気になるところだと思います。
そこで以下の表にまとめてみましたのでご覧ください。
【メリット】
解説 | |
節税対策 | 仕事にかかる費用を経費として処理ができるため、所得税を抑えることができる。 |
時間が自由 | 定時がないため、請け負う仕事内容などに応じて時間の幅が自由に調整できる。 |
やりがいがある | 会社員とは違い固定給ではないため、やった分だけ自分の利益になる。 |
【デメリット】
解説 | |
社会保険料の負担増 | 会社員の場合は折半となるが、個人事業主は全額負担となる。 |
基本給がない | 固定給がないため安定しているとは言えない。 |
ローンが組みにくい | 開業したばかりでは社会的な信用が少ないため、ローン等の融資の審査が厳しくなる傾向がある。 |
今回は軽貨物業で考えている方の最大のメリットはとにかく「やった分だけ稼げる」こと!
また、仕事で支払った費用は「経費」となり所得控除となるため、翌年の税金対策が行えるのも大きな利点です!
逆に、気づきにくいデメリットとしてはローンなどが組みにくくなることです。
開業する前に、大きな買い物がある場合は済ませておくと後悔せずに、個人事業主としてシフトすることができそうですね
4まとめ
今回は「個人事業主って何?』についていかがでしたか?
簡単にまとめると個人事業主は
・やった分だけ稼げる
・自由時間が作りやすい
・節税対策ができる
・確定申告は自分で行う
・社会保険負担は大きい
何事にも「良い点・悪い点」はあります。
情報過多な世の中ですが、一番大切なのは
「結局、自分は何がしたいのか?」この気持ちにしっかりと向き合ってくださいね♪
私たちTAGUCHI&COMPANYの理念は「クリーンな会社を作り地球上の誰よりも従業員とドライバーを大切にする」会社です♪
一緒に働いてみたい。話を聞いてみたい。
そう思ったあなた様へ。いつでもご連絡ください!心からお待ちしております。
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