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「今更聞けない!?ガソリンの話」





 

目次








 


1 ガソリンができるまで


意外と知らない?!

ってか知ることの方が少ないガソリンができるまでについて簡単にまとめていきます。


◻︎ガソリンの原材料:原油

油田から採掘された未処理の石油。原油は、ガスや水分、異物などを除去した粘性の液体で、色は黒褐色または赤褐色。成分のほとんどは炭化水素で、硫黄、酸素、窒素を含む化合物を少量含んでいる。


◻︎ガソリン精製プロセス

  1. 原油を加熱炉で350℃以上に熱し、常圧蒸留塔に吹き込む(画像参照)。

  2. 蒸留塔は上に行くほど温度が低くなるように制御されており、入ってきた石油蒸気を沸点の低いものから順に分ける。

  3. 灯油、軽油の各留分には軽質分が混入しているので、ストリッパーに送り、過熱水蒸気によって軽質分を蒸留塔に戻したのち、抜き出す。

  4. 残油留分蒸発しなかった留分は、高沸点炭化水素の複雑な混合油で、重油、潤滑油、アスファルト材となる。

  5. 一部は流動接触分解装置※にかけられてガソリンとなる。


※流動接触分解装置とは

主にガソリンを製造する装置です。

1930年代に開発され

現在に至るまで長きに渡って石油精製の中核となっている重要な装置。


つまり、

原油を高温にかけて蒸発した一部の成分を

抜き出したものがガソリンってことみたいです。

それ以外の成分は他のエネルギー源に変換されていますね!


ちなみに原油は日本でも産出しているようです!

主に新潟、秋田、山形、北海道などで産出!

しかし、

国内で使用する量と比較すると、1日分くらいの量しかとれないようです。。。

そのため、日本では原油の99.6%を20ヶ国以上の国々から輸入しています。


なので、エネルギー源は他国に依存しているため

世界情勢の影響を受けやすいのも特徴ですね。


価格については後述していきます。

常圧蒸留装置の仕組み



2 ハイオク、レギュラー、軽油の違い


さて、ここからはお食事内容について見ていきたいと思います!

まず、メニューはこんな感じで分けられます。



区分

内容

​沸点温度

トルク(力)

着火方式

ガソリン

ハイオク、レギュラー

30〜180度

低回転出力×

高回転出力◎

スパークプラグ

軽油

軽油

​240〜350度

低回転出力◎

高回転出力×

​シリンダー圧縮(自然着火)


ガソリンと軽油の大きな違いは沸点温度

ガソリンはすぐに燃えてしまうのに対して

軽油は高温高圧なエネルギーをかけないと燃えないです。


そのため、パワーと燃費は軽油車(ディーゼル車)の方が高いです。

またそれだけ燃やすのに力を使っているので

エンジン音もガソリン車に比べて大きいです。


では、ガソリン区分のレギュラーとハイオクの違いはなんでしょうか??


ガソリンの種類

オクタン価※

燃費

成分

​価格

ハイオク

​96以上

​変化なし

エンジン洗浄成分あり

平均10円高い

レギュラー

89以上

​​変化なし

エンジン洗浄成分なし

平均10円安い


※オクタン価とは

  • ガソリンが異常燃焼を起こさないための添加物の割合

  • 車のエンジン内でのガソリンのノッキングの起こりにくさ

(ノッキング:ガソリンの異常爆発)

  • ガソリンの発火しにくさ

  • 数値が高いほどパワーが出る


ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの

大きな違いは上記のオクタン価にあるようです!

この数値が高いハイオクガソリンは、シンプルにパワーがでやすく

高性能の車やスポーツカーのレスポンスを高めてくれる食事となっているようですね!


あっ!

間違っても規格外の食事を車に入れてはいけませんよ!



3 ガソリン・軽油の価格設定


ここからは皆んなが気になる

ガソリンの価格設定についてお話ししていきます!



まずガソリンの価格は

原油価格、精製費、輸送費、企業利益、税金などの要素を合計して決定されます。

以下、その詳細です。


・原油価格:原油は原材料であり、原油価格の動向がガソリン価格を大きく左右します。


・為替動向:原油は外貨で購入するため、為替相場によって価格が上下します。


・需要と供給のバランス:需要と供給のバランスがガソリン価格に影響します。


・競合店の有無:ガソリンが消費される地域の事情もガソリン価格に影響します。


・輸送コスト:製油所からガソリンスタンドまでの距離が遠いほど、輸送コストがかかるためガソリンの値段は上がる傾向があります。


・ガソリンスタンドの店舗数: ガソリンスタンドの店舗数もガソリンの値段に影響します。


・販売量・地域需要:販売量や地域需要もガソリンの値段に影響します。



今後はEV車両などの需要の増加も視野に入れると

ガソリンの需要供給バランスやガソリンスタンドの減少などを考えると

ガソリン自体の値段高騰も見込まれるかも知れませんね。。。


しかし日本は

EV車需要が現在は劇的に少ないので、あとはお国と車メーカーがどうEV車両に対して舵を切っていくかに、目が離せなくなりそうです。

ちなみに!

過去一番高騰したガソリンの値段は185.1円/1㍑(2023年8月時点)です!


逆に最安値は91円/1㍑(1998〜99年)


25年で94円差。

月々40,000円前後の私の場合は、250㍑ほど給油しますので

23,500円の差が出る計算。

年間282,000円・・・


時代は刻々と変わっていきますねw



4 環境への影響とエコロジー



では最後に、ガソリンがもたらす環境への影響をお伝えしていきます!



さて問題です!!

ガソリンはどんな化合物で構成されているでしょうか?


正解は

炭素と水素です!

・・・私これ答えられなくてハジかいた



では次の問題です!

その2つがエンジンで燃焼されると、何が生成されるでしょうか??


正解は

窒素化合物や二酸化炭素!


これらの物質は、地球温暖化や大気汚染などの環境問題を引き起こす可能性があります。


ではどれくらいのの二酸化炭素が排出されているかといいますと

以下、全国の排出グラフとなっております。





では、どれくらい環境に影響が出ているか

簡単にまとめてみました!


・大気汚染 ガソリンを燃料とする車両は、排気ガスを大気中に放出します。 これには有害な化学物質やガスが含まれており、大気汚染の原因となり、酸性雨やスモッグの形成にあたります。



・温室効果ガスの放出 ガソリンエンジンからの排気には二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスが含まれており、これらのガスの増加が気候変動に適応する可能性があります。



・地下水汚染 ガソリンの流出やによって、地下水が汚染されるリスクがあります。これは地下タンクの漏れや漏れ給油の時の事故に関連しています。



・石油の採取と輸送 ガソリンの原料である原油の採取は環境への影響を伴います。



ガソリンに限ったことではないですが

便利な物は何かしらの犠牲を生んでいるっということ。


そして今後は

ガソリン車禁止の条例が全国共通として行われる見通しです。


その見通しのポイントは

・日本は2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指す

(温室効果ガスを無くす取り組み)


・その実現に向けて2030年にはガソリン車を禁止する見通し。


・2035年にはハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド(PHV)、燃料電池車(FCV)、電気自動車(EV)しか売れなくなる見込み。


ちなみに現在のEV車の全国シェア率はこんな感じ!


                          引用:電波新聞デジタル


実は日本は完全に乗り遅れております。

現在、トヨタ自動車もEV車両の普及に向けた生産への取り組みを行っている中

私たち軽貨物車両もいつかはEV車、最強燃費の未来も近いかも知れませんw



5 まとめ


日常的に入れているガソリンですが、

生産から価格、その影響までをざっと見てきました。


記事にしていて

改めて気づいたことは

普段使っているモノの知らないことって

たくさんあって

それが影響していることが

実は私生活のあらゆるところに通じている。


無関係でないってことですね。


それを意識することは消費者としてもですし

生きる上で多角的に物事を捉える上でも

大切な探究心ではないかと思いました!



それでは最後までご覧になっていただき

ありがとうございました〜♪




私たちTAGUCHI&COMPANYの理念は「クリーンな会社を作り地球上の誰よりも従業員とドライバーを大切にする」会社です♪

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